ペット美容師の資格と仕事内容について


ペット美容師はトリマーやグルーマーと呼ばれ、日本にはいくつかの認定協会があります。
仕事をするために資格取得が法的に義務付けられているわけではなく、民間資格に当たります。しかし、就職に当たって無資格で採用される可能性はほとんどありません。実際にペット美容師として働く人は、いずれかの資格を保有しています。

ペット美容師の資格と仕事内容

協会直営あるいは認定の動物短期大学、大学、専門学校で3年以上のカリキュラムを履修するのは、ペット美容師資格取得のもっともスタンダードな方法です。
2年過程の専門学校を卒業した場合は、資格検定受験に2年以上の実務経験が必要になります。現場実績は見習いスタッフとして積んでいきます。

ペット美容師の求人の中で一番多いものは、大型ショッピングモールの美容室を併設したペットショップでのスタッフです。
ペットオーナーのショッピング中にペットを時間制で預かり、その時間内にトリミングをします。
ゆっくり買い物が楽しめ、ペットホテルとは違って短時間預けることができ、ペットオーナーにとっては大きな魅力です。
トリマー兼ペットを遊ばせる保育士のような仕事内容になります。
全国展開をする大手ショッピングモールでは、ペットトリマー養成学校を設立し、卒業者を優先的に採用するなどしています。

クオリティの高さで勝負するペット専門美容サロンスタッフは、トリマーの憧れの姿ではないでしょうか。
インスタグラムに斬新なクリッピング写真を投稿するカリスマトリマーは、美容サロンのスタッフやオーナーが多いですね。
確かな技術や感性、接客の巧みさが発揮できる職場です。

出張トリマーは日本ではまだ目新しく感じますが、アメリカではポピュラーです。この理由は、アメリカ特有の広大な地理的条件が関係しているかもしれません。
怪我や加齢が原因で体が不自由になったペットや大型犬を、ペット美容院に連れて行くのは大変です。警戒心が強く他のペットと一緒になる美容サロンに連れていけないこともあります。
出張トリマーは、様々な理由でペット美容院へ行けない顧客を、広範囲に獲得できます。
今後、高齢者のペットオーナーは増加しますから、需要の拡大が見込める仕事だといえるでしょう。

トリマー資格と動物介護士資格を習得して動物病院で働くこともできます。
怪我や皮膚病の治療、手術前の必要な被毛処理を施すトリマーの仕事のほかに、獣医師の治療補助の役割を果たします。
調剤や検査、入院中の動物の看護なども業務に入ります。
華やかさが注目されるペット美容師ですが、病気や怪我を負った動物のためにトリマー資格を生かすことは、大きなやりがいになることでしょう。

ペット美容師資格は民間資格ですが、業界で仕事をするためには取得は必須条件です。
近年、トリマーやグルーマーはペットブームを背景に需要が拡大しています。
働く場としてはペットショップやペット美容院が考えられます。他のペット関連資格を合わせて取得することで、仕事の幅も広がるでしょう。


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