美容師免許は、美容師法に規定された美容師両性施設を卒業し、美容師国家試験に合格後、美容師免許を申請して取得することが出来ます。
全国の美容師養成施設は、公益社団法人日本理容美容教育センターのホームページから調べることができます。
美容師免許の取得はそこまで難易度の高いものではありませんが、取得までには多くの時間を要します。最短で取得するためにはどのようにすればよいのでしょうか。
美容師免許を最短で取得するには
美容師養成施設の課程には昼間課程、夜間課程、通信課程の3つのタイプがあります。
昼間課程は朝から夕方まで授業を受ける通常の学校スタイルで、2年間で卒業になります。
夜間課程は昼間別の仕事しながら夜学校に通って美容師を目指すコースです。
卒業までは昼間課程と同じ2年間から2年6か月が設定されています。通信課程は定期のレポート提出やスクーリングに出席しながら提供されたテキストで勉強を進めていきます。通信課程を活用すれば、美容院の受付や雑用スタッフとして現場経験を積みながら、美容師国家試験に臨むことができます。卒業までには3年間が必要になります。
美容師国家試験は実技と筆記のテストがありますが、筆記試験に先駆けて実技試験が滋賀県を除く全国で実施されます。
実技試験の内容はカッティングやワインディングの技術、衛生上の扱いなどですが、課題は事前に公表されます。筆記試験は美関連法規問題、公衆衛生法や感性症、衛生管理技術に関する問題、皮膚科学を含む機能問題、美容の物理化学に関連する理論が出題されます。
美容師国家試験には合格基準のラインが決められています。
筆記試験では公衆衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構成や機能、物理科学理論、美容理論の各項目で得点出来ていること、全体の正解率60パーセント以上が合格ラインです。実技は課題ごとに減点項目が設けられ審査されます。
衛生の取り扱いは30点減点以下、第一課題カッティングでは40点減点以下、試験の都度提示される第二課題では減点50点以下で合格になります。採点方式や基準については詳細なマニュアルがあり、一般公開されています。審査官が行うファージな採点だからこそ国家試験は厳選に実施されています。
昼間課程を履修した人の合格率は、夜間課程や通信課程を選んだグループより高くなっています。昼間課程に美容師国家試験対策を強化する美容学校もあり、合格率は100パーセントに近くなっています。
以上のことを踏まえて考えると、最短で美容師免許を取得するためには、昼間課程で国家試験対策にノウハウを持つ学校を選ぶことが近道だといえるでしょう。しかし、一人一人それぞれの最短というのはそれだけでは言い切れないかもしれませんね。
美容師免許は国家試験に基づく指定されたステップを踏まなくてなりません。美容師を目指す方は自身の生活パターンに合った美容師養成施設を選ぶことが、免許取得の最短コースになる可能性が高まるといえるでしょう。
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