JENCネイリスト技能検定試験とI-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定試験の違い


JENCネイリスト技能検定試験とI-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定試験の違い

JNECネイリスト技能検定試験は、1級から3級までの3段階です。1級はネイリストとしてのトップクラス、2級はサロンで働けるプロフェショナル、3級は基礎知識や技術が認定されます。
I-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定試験は、専門学校生を対象にしたA、SA級とプロフェッショナルを対象にしたPA、AA、AAA級の5段階認定です。

JNECは3級から順番に受験していきます。上位クラスの受験には下位資格認定が条件です。
INAはどのクラスからも受験が可能な飛び級制を採用しています。

JENCの3級とINAのA、SA級が初級入門コース、JENC2級とINAのPA、AAが中級のプロコース、JENCの1級とINCのAAA級が上級コースに該当します。

2017年度の検定スケジュールは、JNECが2、3級は年2回、札幌から沖縄まで12都市で開催されます。1級は年1回、札幌、東京、名古屋、新潟、大阪、高松、福岡、沖縄の全国規模で実施されます。
INCは年3回すべての級の検定が同日開催されます。会場は東京、札幌、福岡、大阪、名古屋、沖縄の主要都市です。

検定の筆記試験を比較すると、JNECは各級によって出題問題や問題数、形式が異なりますが、INAはすべての級の試験が共通です。
JNAC3級は60問30分、2級は80問35分、いずれもマークシート方式です。1級は穴埋め式文章問題、45分間の試験です。
INAは50問のマークシート方式ですが、全級共通のため設問はJNACに比べてやや難しいようです
合格基準はいずれも80パーセント以上の正解率になっています。

ネイリスト技能検定試験、ネイルスペシャリスト技能検定試験はどちらも技能試験を重視しています。
JNECでは各級により課題が設定され、1級ではアーティフィシャルネイルのエクステンション、デザインネイルアートなど総合的なネイルテクニックが審査対象になります。
一方INCの実技試験はA、SA級とプロフェッショナルコースによりそれぞれ違った課題に取り組みます。PA、AA、AAA級は習熟度により認定クラスが決まります。

合格率を比較するとJNEC3級、INAのA、SA級の合格率は80パーセント程度とほぼ同等です。
中級ではJNEC2級が39パーセント、INCのPA、AA級は15パーセントから45パーセントという統計です。INC合格率はばらつきがありますが、両協会の同等クラスの差はほとんどありません。
上級クラスになるとJNEC1級の合格率は36パーセント、INAのAAA級は10パーセントです。JNEC1級も難易度は低くない検定ですが、INAのAAA級合格は難関といえるでしょう。

JNECネイリスト技能検定試験は1級から3級の三段階があり、3級から順に筆記試験と実技試験を受験します。
I-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定試験では受験資格は問われず、統一筆記試験と実技試験の得点により級が認定されます。
両協会の初級、中級での合格率は、大きな差はみられませんが、難関の上級になるとINAの難易度のほうが高くなります。
ネイリストとして働く人は通常どちらかの資格を取得していますが、プロフェッショナルとして両方の資格を保持している人もめずらしくありません。

ネイリストに興味のある方は、この機会に両協会の認定資格を検討してみてはいかがでしょうか。


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